インドを訪れました。世界最大の貧困街ムンバイ・ダラヴィー地区と、精密農業ベンチャー・イチゴ栽培で東北復興を強力に牽引しているGRA(代表・岩佐大輝氏)さんが、その最先端技術をインドで展開されている農村部に行きました。大都会と農村、その貧困・格差に触れ、世界で最も苛酷なカーストの一方で仏陀やガンジー、マザー・テレサを、さらに世界中にIT技術者を輩出している対照を想うと同時に、インド出身でアジア初のノーベル経済学賞・アマルティア・センの「厚生経済学」「人間の安全保障」特に彼の貧困・飢饉のメカニズム研究について、昔、大学院で一夜漬け(笑)で勉強したことが甦りました。そして、今、進めているICTで戦争と飢餓を無くす“Peace Engineering” プロジェクトの有力なソリューションの一つが農業×ICT=精密農業だと改めて確信しました。ルワンダ・ベトナム・シリア(ヨルダン)に続き、ICTがカースト制度を超越する現実手段となっているインドでも、いずれその教育を実践する意を強くした訪問になりました。