国谷裕子さん(元NHKクローズアップ現代キャスター)を表彰させて頂きました。「政治テーマに関する放送の中立性を、放送局全体に問うのではなく、一つの番組内に求める傾向が強くなっている。自分が理解したいように世界を理解する、自分に都合のよい事象しか見ないポスト真理が拡がっている中で、常に物事を多様な視点で探求することが重要である(要約)」23年間続いた番組を終えてのコメント。民主主義の生命線である、政府への主権者・納税者の知る権利をいかに担保するかがジャーナリズムの使命の一つ。”ポスト真理・反知性主義”台頭の中で、記者クラブ制度という戦前の”大本営発表”から始まった仕組みが未だ現存する日本社会において、私たち自身の重大かつ深遠な課題です。